知能と品格
私が今いる業界がそうなんですけど(どことは言いません)、「知能があっても品格がない人」が割と多めです。
でも日本人ってそういう人が多い気がします。
それは戦後の日本教育がそのようにさせたのかな、と思います。
私自身、自分が受けた教育について振り返っても思いますが、テストで点数を取るための指導というのは受けますが、倫理観や思想については育まれる土壌で過ごしてなかったと感じるのです。
特に、私の場合は母親が発達障害の傾向がある人だったので、本当に幼稚な発想・思考で生きている大人に育てられるという環境で青年期までを過ごしました。
どこかで自分も思想的に狭く未発達な世界で生きてしまっていたと、そのように思うのです。
「知能が高くても品格のない人」は本物のインテリではありません。
彼らを見ていると「どういう本を読んでいるのだろうか」「なぜ、その知能で自分のやっていることを省みることができないのか」と、そのように訝しく思うのです。
そんな私も、心身の状態が悪く読書が捗らなかった時期がありました。
読んでもピンと来ないし、そのため面白くも感じないので、読むのをやめていた時期がありました。
ただ最近は読書力も戻って来ています。
「あの本読みたいな」「もっと勉強頑張りたいな」という思いが強くなって来ました。
それと同時に、今いる業界に対しても引いた目で見るようになり、「ここは自分の本当の居場所じゃないので、適当にコミットすれば良いや」と思うようになりました。
そう思うと楽になりました。
何が言いたいのか、と言うと日本人はもっと倫理観や思想を育むための教育を必要としている、ということです。
知能があっても品格がない、倫理観が欠如している大人が多いのは、テレビやYouTubeを見ていても思います。
優秀な若者の中には日本の大学に進学しない人も増えて来ました。
日本は若者に見捨てられる前に教育を見直すべきではないでしょうか?