「親ガチャ」に失敗した人生
私の母親は信じられない程の暴言を周りに吐いて、自分の親や親戚から総スカンを食らってしまうような人なのですが、自分が大人になって彼女を分析するに、恐らく発達障害ではないかと思います。
そうでなければ理解できない程の、空気の読めなさ、そして残酷さが彼女にはあります。
また、知的レベルも低く、70近くになっても中学生レベルの漢字が難しく思えるようなのです。
恐らく国語能力も低いものと思われます。
そんな母の娘として生まれた私ですが、長いことすごく親子関係に苦しみましたが、今となっては母や父のことは半分他人のように思っています。
「戸籍上、親とされてる人達」という感覚です。
それは、精神状態がある一線を超えたからだと思います。
また、自分が霊的または精神的拠り所とする宗教を見つけたからとも言えるでしょう。
そのため、前は親子関係に関する本を買って読んだり、精神科医に相談したりしていましたが、今はそういうものに頼らずとも心穏やかに暮らせています。
寧ろ、そういうものに救いがないことを悟った、ということです。
親子関係についてアドバイスする医療やカウンセリングの専門家というのはたくさんいると思います。
ただ私としては、親子関係に悩む人達にお伝えしたい。
残酷な親というのは、その残酷さこそが本質です。
基本的にはその性質は直りません。
ですから、自分がそのような親の子供に生まれたという運命を一旦は受け入れ、無理に抗わないことです。
悲しい人生になってしまうことは仕方ないですが、それでも一度はそういう宿命を背負っていることを受け止めましょう。
私の場合、受け止めたときに何か…ブロックが外れて、楽になりました。
「私は親ガチャに失敗したんだ」と認めたとき、楽になったのです。
そう、「親ガチャに失敗した」と認めたら、これまでの全ての苦労について「仕方なかったな」と思えるようになりました。
そして、自分の人生をリスタートする準備に入ることができました。
「親ガチャの失敗」とは、抗えない不幸な環境的宿命です。
同じように思う方に何かの参考になれば幸いです。