笑顔の下に
私もそうなのですが、人の多くは笑顔の下に孤独や苦しみを抱えていると思うんですよ。
そういうのを理解しないであれこれ人に自分の価値観を押し付ける人が嫌いです。
でも、そういう「相手の隠してる苦悩を慮ることなく、無神経に自分の価値観を押し付けて苦しめる人」なんてたくさんいると思います。
フリーアナウンサーの宇垣美里さんかかつて仰っていたそうなのですが「私には私の、あなたにはあなたの地獄がある」とのことで、これを聞いたときは「なるほどな」と思うと同時に、こんな才色兼備のフリーアナウンサーの方でもこんな表現を使うということは、様々なものに恵まれていても辛い思いで生きているのかな、と思ったものでした。
人は一見すると分からないような孤独や苦しみを抱えている場合もあります。
お金があって社会的に成功していても、どこか満たされず愛情に飢えたような態度で生きてしまう方。
もしくは、そのような心の渇きを隠して何とか人前で笑顔を保って生きている方。
そういう、外からは分かりづらい苦悩を多くの人が抱えている、そのことを前提として話すべきだと思います。
もうそういう時代なんです。
他者の痛みに寄り添う、寄り添うまで行かなくても理解しようとする姿勢を見せる、そうまで行かなくても無神経なことは言わない、とにかく最低限のマナーを守って生きるべきです。
でも、そういうことをクリスチャンだってできている人ばかりではない。
改めて愛について捉え直しましょう。
人の痛みに敏感になること、それは愛の形の一つのように思います。