ペルソナ
ジャニー喜多川氏の性加害問題。
どんどんメディアで話をして下さる元Jr.の方々が増えて来ました。
非常に辛い体験なので、口にするのもお嫌かと思います。
私も、かつてそのようなことがありました。
しかし、そんな経験をしても何とか生き抜いて行こうと私も頑張って来ました。
そして、封印していた記憶を少しずつ人に話せるようになりました。
今回、色々お話下さる元Jr.の方々も、お辛い思いを抱えながらどうにか今日まで生きて来られた。
本当に、よくこの日まで耐えて抜いて下さいました。
本当に、本当に。
実は、私も記憶にあるのです。
今回、実名で告発された元Jr.の方々のJr.時代のお姿を。
皆さん、当然ながらまだあどけない少年の姿でした。
でも、悲しいのはあの屈託ないように思えた笑顔が、本当に悲しみを抑え込んで何とか無理に笑った顔だったということ。
そういうことですよね?
そう思うと、やはり私はもうどんな目でジャニーズのタレントさん達を見れば良いか分からないです。
告発された方々のお話をお聞きしていると、私が想像していた以上に極めて異常な環境だと思いました、ジャニーズ事務所。
ここに来て、一般市民の脳内でジャニーズ事務所で起きていた異常な事態が具体的なイメージになりつつあると思います。
そこにい続けられるというメンタリティが理解できない。
そう思うと、あれ程キラキラしているアイドル達だと思っていたジャニーズタレントの皆さんが、どこか「異形の者」のように思える瞬間があります。
よく分からなくなってしまいます。
そして、そう思うとジャニーズタレントの音楽も聴けなくなります。
もちろん、彼らの多くもジャニー喜多川氏の性加害の被害者ではあると思いますが、やはりあの笑顔の裏にはどんな深い闇があるのか、と思うと悲しくなりますし、混乱します。
ですから、「不買運動」と言うよりも「ジャニーズの製品は買えないし利用できない」というのが今の私の心境です。
でも、恐らく多くの方々がそうなのではないでしょうか?
熱心なファンの方々も、ジャニーズの楽曲を楽しむくらいのライトなファンの方々も。
悲しいです。
でも、ジャニーズタレントの皆さんも厚いペルソナを外す時が来たのかもしれません。